その中で数少ないほぼ新規と思われるのが、Limited AK Ltd-09、アートナイフプロ系のサイズ。
パッケージングは定価1200円の割りにはチープ。あと、パッケージデザインももう少しがんばった方が良いと思う。

出してみた。これほんとにクラフト向けか?と思わせるほど重い。キャップは以前よりはマシにはなったけどデザイン的にはもう少しがんばってほしいところ。軸自体のデザインは1200円を考えるとギリOKかなあ?

俺的最高のフィスカースのクラフトナイフと比較。刃はオルファの曲刃。刃自体はオルファがコスト、性能を考えると最高ですな。曲刃造っているところ自体少ないけど。
で、Limited AK自体は結構長い。重量バランスは悪くないけど、重すぎ。

良いところ。軸に対してチャックが回転しないような構造になっている。こういった細かいところは評価できる。

分解したところ。刃が入れやすいようにゆるめたときに開くようにバネが入っている、こういった気配りは良いと思うけどね。

刃を入れてみた。力を入れて使う用途向けかなあ? でもそれってカッターとかの仕事なんだけどな。

今回の感想。オルファさんには悪いけど今回のLimitedシリーズはもう一度仕切直した方が良いと思う。ブランド的には工具におけるKTCさんのような立ち位置だからLimitedシリーズにはネプロスのようなサブブランドを目指してほしかった。
正直、この程度のカラーリング変更や、パッケージングでは値段分の差は納得出来ない。どうも思い切りが足りないように思います。無論やたら高級化すれば良いとは思いません。ただ、Limitedと銘打ったのなら新規デザインを採用すべきだった思います。なぜ流用してしまったのでしょうか?非常に残念です。
今回のこれは、おすすめしません。どうせ買うならフィスカースのクラフトナイフを買ってください。入手性に難がありますが、価格も手ごろで手になじむデザインで非常におすすめです。刃はオルファのに替えときましょう。刃物鋼は日本製が良いです。(スウェーデン鋼とか使えるのならまたべつなんでしょうが・・。)NTカッターの刃も良いのですが、曲刃が無いのが残念です。オルファには無いスペシャルブレードがあるので、用途によってはNTカッターが良いでしょう。貝印はコンシューマー向けは評価の対象外です。切れ味悪すぎ。その分耐久性に振ってあるといわれていますが、よけいな力がかかって危険です。買うなら業務用途の刃を買いましょう。問題は入手性はすこぶる悪いです。(ホームセンターではコンシューマー向けしか売っていません。NTカッターより入手性悪いです。)